2024.02.金沢出張
2月の中旬、金沢に出張に行ってきました。
滞在場所は金沢市内で、事前の打ち合わせで余震の影響などがあれば撮影が中断することもあるということもチームメンバーで共有して仕事に臨みました。
香林坊のホテルに2泊滞在しましたが、余震などもなく過ごせました。夜中に少し歩きましたが、営業しているお店もあり、金沢市内は観光業も旺盛なのだなと感じました。今回の出張では自由時間ができたので、金沢菓子木型美術館と国立工芸館へお邪魔してきました。
金沢菓子模型美術館では、加賀の和菓子に使われてきた木型が展示されておりました。木型が印象的に展示されていたので、インパクトがありました。また、当時使われていた実物もあり、江戸・明治・大正・昭和と木型の歴史を垣間見ることができました。
この金沢菓子模型美術館は森八というお菓子屋さんが運営をされており、お菓子の販売店や喫茶店が併設されているという立地でした。ぜひ、森八さんのホームページをご覧ください。お菓子屋さんが歩んだ貴重な歴史を垣間見ることができます。
次は国立工芸館へお邪魔しました。美術館や博物館というものには何度か訪れたことがあったのですが、工芸館には行ったこと無いなと思い、訪れました。
かなり良かったです!
写真撮影OKのものがあったので、何枚か撮りましたが、写真では伝わらない静謐な美しさを感じる工芸品がたくさんありました。展示の入れ替えがあるたびに何度も訪れたい場所になりました。
館内では松田権六さんの製作工程が動画として上映されており、蒔絵の制作の一部を見ることができました。上映されている動画であっても、工芸品の製作工程を見るのは初めてだったので、かなり衝撃を受けました。時間と手間のかけかがたえげつないです。コスパやタイパを追い求める自分のような現代人にはかなり難しい、制作物との向き合い方でした。
さらに、一日一図案を描くことを自分に課しており、人間国宝のような人であってもそのような努力を怠らなかったことも衝撃でした。やはり、どんな人でも努力をしていないと、偉業を達成することはできないのだなと感じました。
国立工芸館のホームページはコチラ↓
https://www.momat.go.jp/craft-museum/
今回の金沢出張は仕事もあり、文化・芸術に触れることができてとても充実したものとなりました。