2023.08. 無線局開局申請へ

アマチュア無線4級の取得

去年(2022年)の7月のお話。

航空法が改正され、100g以上の重量をもつドローンが規制の対象になった頃、私はFPVドローンを飛ばしたくて仕方がありませんでした。

素人知識で、FPVドローンを飛ばすにはなにかしらの免許が必要ということは知ってはいたのですが、具体的にどのような免許や資格、認可が必要なのかはまったく知らず、調べ始めたことを覚えています。

調べてすぐ、無線の免許が必要だということがわかり、そこから勉強がスタートしました。

当時、取得を目標としていたのはアマチュア無線4級と3級陸上特殊無線免許の2つです。アマ4の方は趣味でドローンを飛ばす人は全員持っているであろうもの、3陸特の方は業務でドローンを飛ばす人が持っているものということなので、ひとまずアマ4の取得を目指しました。

私が住んでいる愛知県名古屋市では、CBT方式の試験が隔月であったので、1ヶ月ほどの勉強期間を確保したのちに試験を受けに行きました。満点合格!とはいかなかったものの、無事試験通過をして手元にアマチュア無線4級の免許が届きました。

 

免許を1年熟成(笑)

そして、今(2023年8月)に至ります。。。

なんで1年も何もしなかったのかというと、購入するドローンを決めていなかったことと、ドローンのシミュレータを購入したことが理由です。

アマ4を取得した頃は、ドローン熱が高く、ドローンの実機は無いが操縦の感覚を味わってみたいと思っていたので、ドローンのシミュレータとプロポまで購入していました。このシミュレータが楽しくて、実機の購入を後回しにしていたのです。

 

至らなさを教えてくれたシミュレータ

ドローンのシミュレータは現在までで3つ購入しています。どれもお手頃な値段だったので購入に躊躇いはなかったのですが、シミュレータを稼働させることのできるスペックを持つパソコンの方がとても高くつきました。

PCの購入(というか自作)についてはこちら

シミュレータは全てSteamで購入しました。購入したものは下記の3つ。

  • Liftoff
  • Liftoff Micro Drones
  • Uncrashed

当時、LiftoffやUncrashedのレビュー動画を動画サイトでよく見ていたのでこちらを購入しました。Veloci Droneなど、他のシミュレータもあるのですが、全てSteam上で管理できるこの3つを選びました。そろそろ他のドローンもやってみたいと思いつつ、現在もこの3つで飛行練習をしています。

購入した当時はまったく飛行できず、楽しくありませんでした(笑

スマホのにDJIのVirtualFlightを入れて隙間時間に練習し、基本的なFPVドローンの動作を学んだりしたのですが、

それでもまったく上達する気配が無い日々が続きました。

当時の飛行の様子。。。

  

突然に実機購入

そんなこんなでシミュレータを購入し、隙間時間に飛行練習をしていたのですが、あっという間に1年が経ってしまいました。。。

一応、この1年の間でシミュレータ上でホバリングや墜落をせずに最低限飛行するスキルは習得できた(ハズ)と思っているので、購入に踏み切りました。

購入したのは BETAFPV社が販売している、Meteor65 Pro 2022 です。

比較的新しい機体であったこと、国内のレビューがたくさんあったこと、U99クラスのドローンの中でも小型でパワーが小さく、気軽に飛ばせそうだと思えたことが購入に至った理由です。

いきなり大きな機体で練習するのもいいのかもしれませんが、屋外飛行だけでなく、我が家も含めた屋内飛行を想定するとあまり大きなものに手を出す気にはなれませんでした。。。

購入に際しては国内の販売店さんを経由しました。VTX系統図が付属してくることが個人的にはなにより大事だったので、日本の販売店購入はマストでした。

 

いよいよ開局申請

注文から2日後、あっというまに機体が届き、

いよいよ無線局の開局申請を行うときがきました。

事前に色々と調べたところ、電子申請と郵送での申請があり、電子申請の方がお買い得だとわかっていたので電子申請で進めました。

とてもざっくりとした手順をここに記しておきますが、あくまで私の場合だということにご留意いただければと思います。

【手順】

「総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」に新規ユーザー登録。

「総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」に申請のための情報を入力していき、データを保存する。

JARDに前手順で保存したデータを送る。

JARDから不備を指摘されたので、該当箇所を訂正し、再度データを送付する。

JARDから「総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」にアップする用のデータが送られてくる。

「総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」にファイル一式をアップロードする。

何日かのち、電波利用料の納付書類が届くので指定された金額を納付する。

さらに何日かのち、「無線局免許状」が届き、約1ヶ月の運用ののちにJARDに調査報告書を提出する。

以上がざっくりとした手順です。厳密に何日かかったかはもはや忘却の彼方なのですが、メールの履歴を確認すると、JARDに最初に保証の申請をしたのが2023年8月の中旬で、このブログを執筆しているのが10月末なので、3か月くらいはかかったのかなと思っています。急いで進めたわけではないので、まあこのくらいか、という気持ち。

 

このブログの執筆時点で、我が家にてドローンを数回飛行させています。

飛行に至るまでにもいろいろと苦労があったのですが、それはまた別のブログに書こうと思います。とにかく、知らないことが多すぎました(笑)

今後のドローンライフが楽しみです。