大判カメラを購入

TOYO-VIEW

  

 ついに4×5カメラを手に入れた。選んだのはトヨビュー。大判カメラの入門機としてもよく名前が挙がる機種だが、中古市場での流通も多く、比較的手に入れやすい。とはいえ、今回やってきた個体はなかなか年季が入っていた。

  

“WISTA”

  

届いたカメラはジュラルミンケースに格納されていたが、ケースの表面には「WISTA」のロゴ。どうやら別ブランドのケースに収納されていたようだ。開けてみると、そこには歴戦の風格を漂わせるトヨビューが鎮座していた。細かなキズや擦れはもちろん、各部の動きにもやや難がある。特に前部の機構が一部固着しており、スムーズに動かない状態だった。また、後部の機構も欠けている部分があり、運用中に破損する可能性もあった。

歴戦のトヨビュー

手前のノブがうまく動かなかった….

欠けがあるノブ

 

さらに詳しくチェックしてみると、蛇腹にも小さな穴が。撮影時に光漏れする可能性があるため、少し不安になった。。。さらに、前面のピント送り機構がまったく動かず、ロック機構も動かず。。。

  

蛇腹。小さい穴がある…

   

手前のノブを動かしても、何も動かなかった….

  

さっそく補修部品を手配することにした。大判カメラは構造がシンプルな分、ある程度の修理やメンテナンスは自分で対応できるのが魅力だ。

ピントグラスも少し汚れあり

  

ちなみに、肝心のレンズはまだ購入していない。まずは本体のコンディションを整え、それからどんなレンズを選ぶかじっくり考えたい。

4×5の世界に足を踏み入れたばかりだが、これからじっくりとトヨビューを育てていきたい。次回は補修の過程について書こうと思う。