EXPO2025 こんにちは、こんにちは~。

 大阪関西万博に計6回行きました。

 結局、仕事で訪れることは無く、すべてプライベートでの訪問となりました。

 仕事をいただけなかったのは少し寂しいですが、万博に6回も行くことができる機会を作ることができて、人生の時間を充実させることができました。

 この投稿では、訪問ごとの感想をつらつらと駄文で散文的に書いていこうと思います。

 

 

最初の訪問

 以前の投稿と重なる部分もあるかもですが、記しておきます。

最初の訪問は5月17日の土曜日。「人生初の万博」ということを気負わず、万博ってどういうものなのかを知りたくてしょうがなかった訪問でした。サブテーマとして、毎週土曜日にアイスタ名古屋でやっている写真のワークショップ用の写真の撮影もあったので、一眼レフ持参で乗り込みました。

 入場は11時。この頃はまだ9時入場の予約は万博のチケット予約サイトを見ていると空いたりして入場時間を変えられたのですが、本稿執筆時点の10月から見るとかなり様相が異なっていたんだなと思います。

 入場後すぐに大屋根から漂う木の香りに驚きました。ちょっとテンション上がります。レガシーとして残す/残さないの議論が今ではありますが、最初の訪問当時はまだ全撤去の方針だったかと思うので、大屋根をよくよく見た記憶があります。当日は風が強く、夕方まで大屋根リング上は封鎖されていて上がることができなかったことも、今ではいい思い出です。

 アイスタ広場でみんなで共有するための写真をいろいろと撮りつつ、当日予約も行いました。とても運よく、null^2への入場ができたので、これも貴重な体験となりました。

 

 

2度目の訪問

 2度目の訪問は6月。京都での仕事が午後の早い時間に終わったので、大阪まで移動して4時間ほど万博の散策を楽しみました。梅雨の時期でしたがこの日はとてもいい天気で、初めて明るい時間帯に大屋根リングに上ることができました。

 

 

 

3度目・4度目の訪問

 3度目の訪問は8月。夏休みの期間ということもあって、この頃から入場者数がかなり多かった印象です。一泊二日で2日連続で万博へ行きました。夏真っ盛りで、並んで待っているだけで汗だくになりましたが、当日予約を活用しつついろいろなパビリオンを回ることができました。EarthMart予約できたのはテンション上がりました。

 快晴だと大屋根リング上から見える景色がとにかく綺麗でテンション上がりました。万博の周囲は大阪IRの予定地であったり港があったりなので、ガントリークレーンやIR関連だと思われる工事用車両を観ることができました。

 

 

  

  

5度目・6度目の訪問

 10月に2日連続で訪問しました。9月上旬の時点で入場予約をしており、この日が最後の大阪関西万博旅行となりました。

 8月に比べるとかなり涼しく、歩き回ることが苦ではなくなっていたので、散策だけでも楽しかったです。5月の一番最初の訪問と比べると、かなりの来場者数がおり、色々なところで入場待機列ができていたのが印象的でした。特に、フランス、アメリカ、イタリア、クウェート、日本館などはずーっと列があり、その人気さを物語っておりました。ただ、どのパビリオンもかなりの努力で来場者を迎えようとしているのだろうなという気概を感じたので、まあ入れなくても仕方がないのだろうなという納得感もありました。

 事前の予約や先着抽選などはすべて当たらなかったので、当日登録頑張ろうと思っていたのですが、それも甘く、全然当日登録はできませんでした。パビリオンに並んでいる間、私も含め皆さんずーっとスマホで予約を色々と試みていましたが、とても無理でした。

 後半は並べば入れるパビリオンにどんどん並んで入るようにしました。ブラジルやエジプトは3時間待ちと言われたりしますが、並べば案外早く入ることができました。体感、1.5時間くらいかな…..。地味に日本館も並んでいたら入れました。すごいキャパシティ。

 

  

万博を終えて振り返り

 いろいろな側面から振り返ろうかと思いますが、まず使用した金額からまとめておこうと思います。名古屋からの移動および宿泊費、会場内での物品購入や飲食費などが主な内訳となります。ざっくりした金額は以下の通り。

会場内での飲食やお土産

約8万円

名古屋からの交通費

約5万円

宿泊費

約4万円

チケット代

約3万円

合計で約20万円也。高いか安いかは評価が割れるところでしょうか。友人・知人と訪問しており、色々と折半した費用もあるので、なんとも言えないですが大人一人でこれくらいはお金を使ったという参考になればと思います。

 まあ、「本当に海外旅行に行くよりは全然安く済んでいる」という一言でとてもお安く見えてしまうし、それで自分を納得させている面もあります(笑。

 

 次に、万博関連で費やした時間について覚えている範囲で記します。

 会場に滞在した時間は約47時間でした。最短の日は3.5時間、最長だと12時間ほどは会場におりました。平均すると、一度の万博訪問で7.8時間くらいは滞在していたことになります。案外長く滞在していたんだなという印象です。このうち、列に並んでいた時間がどれくらいあるかは….考えないようにしています。

 名古屋からの移動では、最初の訪問時はレンタカー、あとはすべて新幹線と大阪メトロを使用していました。移動に費やした時間は合計で20時間ほどかなと思います。

 万博会場滞在と移動時間を合計すると、約67時間でした。これも長いと見るか短いと見るかは人それぞれだと思います。今回の万博はパビリオンの予約や入場予約を変更するためにホームページにとどまることも多々あったので、その時間を含めると75時間以上は万博のための時間になったのではないかと推測できます。半年間の間で75時間くらいで、ひと月で12~13時間ほどなので余暇の時間の使い方としてはまあまあなボリューム感があるかなと思います。

 

 さて、次に個人的な万博レガシーであるお土産や物品購入点数について書きたいと思います。パビリオンのピンバッジやグッズ、そして公式shopのグッズを約8万円もかけて買いあさったので、改めて点数を数えたいと思います。

ピンバッジ(パビリオンと公式shop販売品合算)

20個

パビリオングッズ

2個

公式shopグッズ

9個

 ピンバッジ多いですね(笑。 パビリオンによっては売り切れになっていたりもしたのですが、パビリオンを訪れた証のような気持ちでピンバッジを買いました。また、公式shopでもミャクミャクのピンバッジを販売していたので、こちらも万博に訪れた記念に何種類か買いました。気づけば、20個も買っていたようです….。ピンバッジが売り切れていたパビリオンでは、民芸品や工芸品を購入しました。フランスパビリオンのピンバッジが手に入らなかったのは残念ですが、トートバッグは購入することができたので満足です。

 公式shopでは先ほど述べたようにミャクミャクのピンバッジを購入したり、お土産にゴーフルやマグネット、ガチャガチャなどを購入しました。基本的に食べ物よりかは残るものを購入していたように思います。5月に公式shopで売っていたものが7月には既に売っていないとか、9月から限定品が販売されたりしたことから公式shopではかなりの販売数があったのだろうと思います。やっぱり日本人はお土産買うんだなと改めて実感。

 

 アイスタ広場では万博で撮影した写真を使ってオリジナルピンバッジを作りました。これもレガシー。なんならTシャツも作れるらしいです(笑。

 

 個人的な面白ポイントで、半年でマンホールはこれくらい劣化するのだなという一例。場所が違うのでなんとも言えないけど。ポジティブなワードが書いてあるので、万博来場中に見つけるのも面白かったです。

 

  

 

 

まとめとしての所感

 人生初の万博を6回に分けて楽しんできたのですが、本稿を執筆するに際して改めて万博に行ったことで自分に何が残ったのだろうかと振り返ってみました。

 まず、「行きたい、楽しみたい」という気持ちのままに万博にいってよかったと思っています。開幕前は色々とネガティブな情報がたくさん目に入ることもあったし、今現在においても未解決の問題・課題がたくさんあることは承知していますが、それでも万博に行ったことで、見たことも訪れたこともない異国の雰囲気を感じることができました。そして、日本を代表するクリエーターが携わったパビリオンを観ることができたことも、写真という仕事や創作を続けていく大きなモチベーションになりました。

 次に、改めて技術を使った制作についての面白さを感じました。どのパビリオンも魅力的な展示にあふれているのですが、それを支える技術やその使い方がとても勉強になりました。前の職場でエンジニアをやっていたときにはとても理解できなかった、技術ありきではなく演出のための技術という位置づけとその使い方について深く知ることができました。万博会場だけでなく、動画サイトやいろいろなホームページに記されているパビリオンの解説などを読み漁りたくなるような、色々な好奇心を掻き立てる世界でした。

 最後に、やっぱり行ってよかったと思います。色々な国や企業の思惑は感じつつも、「万博おすすめだよ」といろいろな人に勧められるくらいには良いイベントだったと思います。一緒に行ってくれた友人・知人から「来てよかった」と言われたときは私も嬉しかったです。正直、最初に訪問する前までは限られた企業が行う広報的なイベントだろうという先入観がありましたが、もしそうであっても訪れた人を楽しませる、印象に残させるような工夫や意匠がこらされているものを観る喜びを味わうことができたことは、個人的にはとても良いものでした。先入観だけで万博に訪れなければ、今は大きな後悔を抱ええていたことでしょう。特に、駆け込み万博といわれるように、9月以降の予約のとりずらさを観れば、行こうと思っていたときには既に手遅れという状況に自分がなっていたことは容易に想像できます…..。

 良いイベントの後に訪れる良い喪失感に浸りながら、2025年10月13日、17:00くらいに本稿を執筆しています。

 さらば、大阪関西万博2025。

 ありがとう。

 

 

2025.10.23.追記

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