大判用レンズを購入 Fujinon SF F5.6 180mm

以前のブログで大判カメラを購入したことを記しておりましたが、実はレンズはまだ購入しておりませんでした。

中古市場には大判用のレンズはまあまあの数が流通しているのですが、「これだ!」と思える状態と値段のバランスが良いものをなかなか見つけられず、購入を見送っておりました。

 

そもそも中古の大判レンズを買うのは初めて

大判レンズを買うのは初めてだったので、オークションサイトや中古品販売サイトを色々と見ても、どのポイントを注視すればいいかわからず、しばらく悩んでおりました。

簡単に動画サイトなどでレビューが見つかればいいのですが、そもそも大判カメラやレンズのレビューなどを発信している人はごく少数で、かつ色々なレンズをレビューしている人などおりません…。(私調べです。)

色々なブログやレビューサイト、個人で開設しているホームページなどのテキスト情報をひたすらにネットで漁り、大判用レンズの購入の際にどこに注意をすればいいかや、どのメーカーのどのレンズがよさそうかを調べ、気になったレンズの価格帯を調べるということを続けておりました。

 

今回の予算は約2万円

ある程度大判レンズを調べていると、ひとまず動作するレンズの最低価格帯は2万円ほど、良品や美品といった謳い文句のあるレンズは4万円以上、海外製の状態が良いものは10万円ほどの価格帯ということがわかってきました。

今回、大判レンズの購入は、ひとまず撮ってみたいという欲求に駆られたものなので、予算をまったくかけられません。大判カメラを使用して売上をあげられるような仕事など、このご時世にはほぼありません….。よっぽど物好きなクライアントに巡り会えれば話が違うのでしょうけど。

というわけで、ひとまず動作するレンズを2万円近辺の価格帯で購入を目指しましたが、なかなかネットではこの価格帯の物はあっても難があるものが多い印象でした。基本的に動作保証を謳っているものは2万円の予算など軽くオーバーしてきます。

インターネットでの購入を躊躇いすぎて、名古屋市内の中古カメラショップを回ったりもしました。

カメラの久野、トップカメラ、カメラのキタムラ、ヒダカヤカメラ、レモン社、コメ兵などを歩いて周り、レンズを探しましたが、希望する価格帯のレンズはなかなか見つからず。

 

最終的にはオークションで購入

結局、最終手段としてオークションサイトをひたすらにチェックするという手法に落ち着きました。

価格帯が合うものをひたすらにウォッチし続け、合致したものを購入しました。

 

購入したレンズを装着したカメラ

 

ご覧ください。めっちゃかっこいい….!

届いてすぐに各シャッタースピードが動作するかのチェックと、絞り羽機構のチェックを行い、問題なく動くことが確認できました。(厳密なシャッタースピード測定はしていませんけどね。)

美しい….。正直、これでウイスキー呑めるくらいずーっと見てられます。

偉大なカメラマンの先人たちはこれで歴史に残る写真を撮ったのだなあと思いを馳せることができます。最高に贅沢な時間です。

フイルムホルダーをまだ持っていないとか、フイルムがとても高価だとか、そういったことを忘らせてくれる魔力があります。とにかく最高。

 

ずーっとピントグラスを見てられます

天気の良い日に室内に外光をとりこんで、ピントグラスをひたすらにのぞいていました。ミラーレス機に移行してから、光学系の像なんてここ何年か見ていなかったので、その美しさにビビります。

一応、ブログ用にピントグラスの像を撮りましたが、この写真ではその美しさの1/10も伝わらないと思います。

とにかく、これは見たことがある人しか体験できない画でした。

LED光源下の造花です

 

これで大判カメラとして運用できます。

大満足!