コンテンツへスキップ →

Raspberry Pi 5 8GB RAM を使ってサーバーをつくった話

 昨今、色々と値上がりしていますよね。HDDとかSSDとか。世界的なエネルギー需要だったり円安だったり、AI関連の需要だったりがあるんだなあと思ったりしていましたが、それに伴って各種オンラインストレージサービスだったりMacbookだったりも値上がりし続けています。

 一介の個人事業主としては原価は可能な限り抑えておきたいのですが、それもままならない状況にどんどんなってきていると感じています。ランニングコストを抑えるためにHDDをまとめ買いしてNASにしたり、自宅PCのアップデートを控えてみたりと細々とやってきておりました。

 仕事で扱うデータのバックアップや一時保存などは自作したRAIDZを組んであるNASと静的バックアップ用HDDに格納してデータの保存に対応しているのですが、プライベートのデータについてはほぼバックアップなどをしてきませんでした。基本的にiPhoneに保存しっぱなしか、気が向いたときに写真だけをAmazon Prime Photoにアップロードするくらいでした。特に、iPhoneで撮影した動画についてはバックアップも無く、放置されていた状態が長く続いていました。 お気づきの通り、iPhoneの容量のひっ迫が発生しました。

容量ひっ迫の対策にRaspberryPiサーバー

 写真についてはAmazon Prime Photoに保存し続けるというのでもいいのですが、動画やその他のファイルについてはバックアップ先を用意せねばなりません。構築したNASのなかに自分のデータをガンガン保存していきたいと思っていたので、何か手は無いかと探していました。そんな折、Xのタイムラインを眺めていると、海外ではAIエージェントを構築できるようなサーバーとしてRaspberry Pi 5が使われて(本流はMac Miniらしいですけどね)いて、月の電気代もあまりかからないという投稿をみかけました。arduinoやesp32などは手を出したことがあったのですが、Raspberry Piにはまったく手を出すこともなかったので、せっかくだしChatGPTも駆使してサーバー作りをしてみようかと思い、手を出してみました。

Raspberry Piの購入

 購入に際してRaspberry Piについて調べるところからスタートしました。最新の5ではM.2 NVMe SSDに対応したとのことで、M.2からOSブートをしてサーバー化している事例を多々見つけることができました。また、Pironmanのような、M.2やチップの排熱を意識したケースも何種類かリリースされていて、サーバーとして長時間の稼働に耐えられそうなスペックを持っていることがわかりました。というわけで、以前のRaspberry Piに比べて多少は値は張りますがRaspberry Pi 5 8GB RAMを購入しました。

はじめてのRaspberry Pi

 

 ケースやHDMIケーブル、電源アダプタなどが付属されているセットを購入したので、届いてその日にハードウェアのセットアップは完了し、諸々の接続の設定なども行えて、WindowsのPowerShellからログインするところまで達成しました。この辺のやり方はChatGPTにかなり助けてもらいました。下記セットで約30,000円….。お高いですね….。

名前個数
128GB MicroSD ラズパイOSインストール済み1 枚
Micro HDMI-HDMI ケーブル2 個
日本語説明書、保証書1セット
ドライバー1 本
GPIOリファレンスカード1 枚
27W USB PD電源1 個
Pi 5 金属ケース1 個
アクティブ冷却器1 個
カードリーダー1 個
Raspberry Pi 5 8GB RAM1 個

 

とりあえず動かしてみる

 ラズパイが届き、ケースを組み立てたりOSのインストールをやり直したりをやった後、ChatGPTと色々と話ながらサーバー化を進めました。あくまで試作としての位置付けで、とりあえずラズパイをサーバー化してみようということと、サーバー化したときのセキュリティの確保のやり方について重点を置いてChatGPTと対話しながら進めました。

 想定しているラズパイサーバーの用途として、iPhoneからのメディアファイルをNASヘバイパスすることが挙げられます。基本的に外部の人に見せない、見ることのできないネットワーク上にサーバーを置くことが求められます。このあたりを重点的にChatGPTに質問しながら色々と構成を進めました。基本的にはChatGPTの言いなり(笑)になりながらだったので、案内されるままにFastAPIやTalescaleなどのツールを利用しています。色々と調べてみると、まあまあしっかりした構成を提案してくれていたんだなあと今更ながら思います。特に、Talescaleについてはかなり導入が簡単で、なおかつ便利な機能が使えたので感激しました。

 Pythonのコードやhtmlのコードを出してくれるChatGPTに身を任せながら、以下のようなサイトを常駐させることができました。複数のメディアファイルを選択し、アップロードボタンを押せばラズパイサーバー内にファイルが保存されるようになっています。 殺風景ですが、求めた機能を最小単位で実装することができました。ChatGPTすげえ。

殺風景な画面構成

 ラズパイサーバーにアップロードされたファイルは、Windows機から好きな時に転送させることができます。WinSCPなどを使えば特に苦もなくファイルの転送が行えました。 Windows機を使用する時にラズパイサーバーからNASへファイルを転送させる作業が必要ですが、ひとまずiPhoneのメディアファイルをNASへ移行させることができる経路を確保することができました。

 

本番環境の構想

 本稿執筆時点(2026年3月初旬)でM.2 SSD NVMeの1TBの価格を調べてみると、軒並み2万円を超えています。通販サイトを漁ってみると並行輸入品で18000円ほどのものがあるくらいで、かなりの値上がり幅だと感じます。PCを自作したときに購入した、crucialのP2シリーズ1TBが25000円~30000円の間の価格帯になっており、当時の倍くらいの値段になっていて、今回構築するラズパイサーバーのために購入・運用するにはスペック、コストともにオーバー気味な気がしています。 執筆時点で構想しているハードウェア構成としては、Raspberry Pi 5はmicroSDからOSブート、ファイル保存は外付けのSSDを使用することを構想しています。常時アクセスするわけではないので、発熱を気にせず運用できると嬉しいなあと思っていたりします。速度は大幅に低下しそうですけど先立つものが無いので仕方がありません。

 本番運用になったら、また報告いたします。

カテゴリー: ライフログ 写真 動画

コメント

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です